ガラスの階段を介してLDKとつながるガレージハウス
ドライブと同じほど、車のカスタマイズの時間を楽しむSさんの要望は「どこからでも愛車を眺められる家」。一方で奥さまは、調理や食事をするときにガレージが視界に入ることには、抵抗感が。設計を担当した星野貴行さんは、1階の道路側にビルドインガレージ、2階の奥側にLDKを配してスキップフロアとし、両者を斜めのガラス床とガラス階段でつなぐ大胆な計画に。ガレージに面したW.I.C.には大きな開口部を設け、机に向かいながら愛車を眺められる書斎とした。キッチンからはガレージは直接見えず、代わりに明るいリビングとカフェスペースのようなバルコニーへの眺めが広がる。ガレージを中心に据えながら家族個々の時間を大切にして、緩やかにつながる開放的なガレージハウスが実現した。
撮影/山本育憲
- roomz 星野建築事務所
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- roomz 星野建築事務所代表取締役社長 星野貴行さん
- https://www.hqb.jp/interview/roomz
- 物件情報
- 物件名/S邸
- 所在地/新潟県
- 延床面積/166.45㎡
- 1F/79.50㎡
- 2F/86.95㎡
- 家族構成/夫婦+子供2人
- 構造/木造SE構法
- ガレージ/23.18㎡