外との絶妙なバランスをとったスリット窓が巡る邸宅
低く抑えられた建物の外壁に、幅の異なるスギ材を縦方向に並べて張った個性的な外観。東西に細長い敷地に沿って、中庭を設けながら南側の開口部を大きくとったプランは、冬が長く雪深い地域でも家の隅々まで光を届け、快適性を高めている。A邸では北側の壁にもスリット状の開口部を設け、ガラスの固定窓とジャロジー窓を設置。さらなる採光と通風、また視線のヌケが得られている。広いLDKは、ナチュラルかつモダンなインテリア。濃淡のあるグレーのタイルがランダムに貼られた壁には、黒いスチール階段が軽やかにかかる。またサッシや扉の枠も黒とすることで、空間を適度に引き締めている。コートヤードには水盤や広いウッドデッキを設け、外での活動を楽しめるようにもしている。
撮影/山本育憲
- roomz 星野建築事務所
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- roomz 星野建築事務所代表取締役社長 星野貴行さん
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- 物件情報
- 物件名/A邸
- 所在地/新潟県
- 延床面積/216.31㎡
- 1F/156.69㎡
- 2F/59.62㎡
- 家族構成/夫婦+子供3人
- 構造/木造SE構法